晴れ。
いろいろあったが、とうとう入院の日がやってきた。朝10時の予約だったので、早めに自宅を出て病院へ。
手術・入院のための検査は先週に大体やってしまっているので、今日は通常の処置をしただけだ。少しのどが痛かったので、吸引を行う。その後、病棟の看護師さんに案内されて病室へ。
懐かしい1810室だった。古ぼけた佇まいは変わっていなかった。もちろん、変わっていてもよかったが。残念なことに前のベッドはふさがっており、真ん中の列のベッドだった。満室。大部屋が空いていてよかった。
久保先生の診療が終わるのを待って、4時前にごろに説明と入院オリエンテーションを行った。病歴の確認を行ったり、今回の手術のリスクについて説明を受けた。前回のときより、細かな説明が増え、書面でも説明があった。インフォームドコンセントの波がここにも押し寄せてきたのだと感慨あり。
今回は前回に比べ病巣が小さいらしい。これははっきりとは知っておらず、うれしい誤算だった。うんと小さければ、手術も2回にわたらず、1度で終わるかもしれない、とのこと。むろん、無理に1度で終わらせようなどとせず、きちんと直すほうを優先してもらいたい。味覚の神経は、残存は無理そうだ。しかし、顔面神経はほぼ影響なさそうなのでほっとする。
手術の承諾書や麻酔説明承諾書などに署名提出した。外泊届けをだして、妻と一緒に帰宅した。
病室の設備は4年間でいろいろ変わっていることもあった。
まず、体温計が水銀ではなくて、電子式になっていた。
給湯室の薬缶とコンロが、お茶の自動給湯器に変わっていた。
談話室の金魚水槽はなくなっていた。
古ぼけた見舞いの記帳はなくなっていた。
入院中は手首に記名バンドをずっとしていなくてはならず、点滴時などに
名前を確認するようになっていた。