チラシを作ろう


リサイクルショップの鍵は買い取りです。あなたが不要品を買い取ってくれるという便利なサービスを行っていることを、多くの人に知らせるためのチラシを作りましょう。

1. チラシのデザイン

・チラシのサイズについて

チラシはできるだけ、小さく作りましょう。その理由は次の通りです。ただし限度があり、あまり小さすぎても困りますし、そもそも印刷してくれる業者がありません。サイズは、ズバリA6程度がベストです。

料金

一般的に、チラシの作成費は紙が大きくなれば料金も高くなります。

ポスティングしやすさ

小さなチラシほど、ポスティング作業が簡単です。

自分の保管しやすさ

料金を抑えるためにまとめて大量に作ったチラシを置いておく場所が少なくて済みます。

お客の保管しやすさ

大きなチラシは長い間手元に置いておくのが面倒で、捨てられやすくなります。

・デザインは自分で作ろう

デザインが優れたチラシは金の卵を産むガチョウですが、ダメなチラシはただのゴミです。チラシの価値を決めるのはまさにそのデザインです。デザインこそ命です。

ここで言うデザインとは、「格好良さ」ではなく、お客を「買い取り依頼に導く機能」の事です。

こんな重要なデザインなら、専門家に任せた方がいいのではないか?と思うかもしれません。実際は逆です。本当に大事なところだから、あなた自身で悩み・考えて、試行錯誤し、十分に理解する必要があるのです。それに、専門家はあくまで「一般的なチラシデザインの専門家」にすぎず、「買い取りを依頼させるチラシデザインの専門家」ではありません。

そして、当然ながら、デザインを依頼するとまとまった費用が必要です。できるところは自分で行って節約します。

・どうやってデザインを作成するか

最も簡単なのが、パソコンのワープロソフト・年賀状ソフトなどで作成する方法です。これらのソフトでは作成に便利な機能もそろっていますし、印刷や訂正も楽々です。

後でも述べますが、インターネット上の印刷屋に発注する場合、印刷原稿をデータで提出できるところもあります。データ形式には制限も多いですが、チェックしておくと非常に便利です。

そんなソフトはない、もしくは使えない、と言う場合は、手書きでもOKです。手書きでは、業者っぽく見せるのは無理ですが、その分なじみやすく誠実さを訴えることが期待できます。

後でも述べますが、チラシ印刷は、使用する色数によって値段が変わります。多色刷りは目立ちますが、コストがかさむので単色で十分です。従って原稿はモノクロで作成すればOKです。白地に青など、刷り色を指定したい場合でも印刷時の色は発注時に選べますので、作成時はモノクロでOKなのです。

・どんなデザインにするか

まともなチラシをつくれるようになるには、必ず何回かチラシデザインをやり直すステップが必要です。これは、買い取りの中枢であるチラシデザインの根幹を理解するために、避けては通れない手順です。何度も作り直しましょう。

作成したチラシは、必ず実際のサイズで紙に印刷するなどしてデザインを評価します。可能なら、自分以外の人に見てもらって忌憚のない意見をもらいます。

自分の行動を振り返ってみれば分かるように、人がチラシに目を向ける時間は一瞬です(全く見ずに捨てる人も沢山います)。ほんのちらっとチラシを見ただけで、自分にとって役に立つチラシか、関係ないチラシか判断をしています。一瞬で目をひき、そしてじっくり見てもらえるようなデザインが必要です。このデザインテクニックは後の章でじっくり解説します。

・必ず記入すべき事

次の文言は必ず入れておきましょう。

連絡先携帯電話の番号

言うまでもありませんね。

古物商の許可番号

「○○県公安委員会許可 第△△△△号」と記入することで安心してもらいます。

買い取りを行っている物の種類

どんな商品を扱っているのか、できるだけ詳しく書きます。

サービスの内容

買い取りに出向くこと、査定自体は無料であることを明記します。

チラシのバージョンと作成時期

チラシを作成した年月度や改訂番号を入れておくと、買取時にそれをチェックする事で、どのチラシが効果を上げているのか調べる事ができます。

2. チラシを発注しよう

・どれくらいの量を印刷するか

チラシなど印刷物は、大量に発注することでコストがずいぶん下がります。ただし、初めのうちは、どんどんデザインの改良案を思いつくものです。多少損でも、少量ずつ発注した方が、結局無駄になりません。

私のところには、数千枚単位の大量の旧デザインチラシが残っています。もったいないので裏紙にしてメモに使っても使っても減りません。あと数年はもちそうです。

初めは1000〜2000枚程度、効果のあるチラシをつくれるようになってきたら、だんだん増やしたらいいでしょう。

・どこに依頼するか

すでに取引があるなど安くしてくれる印刷屋をすでに知っていれば、そこに頼めばOKでしょう。多少の無理はきいてくれるかもしれません。

印刷屋を一軒も知らなければ、新たに探します。基準は当然単価ですが、送料が別に必要な場合も多いので注意します。総コストで選びましょう。

印刷を頼む時には、版下の確認など、何回かやりとりがあるのが普通です。メール・FAXなどでやりとりができると便利です。1業者をリンク集に載せてありますのでご覧下さい。

特に安い印刷屋が近所になければ、インターネットの印刷ショップがお薦めです。原稿もデータで入稿できるところもあり非常に便利です。

いくつかの店には、価格表もありますし、納期・価格で相見積もりを取って、もっともよい条件の店に決めます。

速い店では、原稿入稿から2,3日で印刷し代金引換で送ってくれるところもあります。


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