時には仕入もしよう


Webリサイクルショップのキモは、買取で格安に仕入れた古物の販売であげる利益です。でも、買取以外でも商品の調達ができる場合があります。そうした例を検証してみましょう。

1. 古本屋・中古CD屋・中古ゲーム屋

もしあなたが、こうした商品について、割合知識を持っているなら、そして、近所に品揃えの豊富なこれらの店があるのなら、掘り出し物を見つけるチャンスです。

世間には、こうした店から購入した商品を売ることだけで生計を立てている人もいます。目利きを活かして、無知なお店が付けた安値で商品を購入し、よその店やネットオークションなどで高く売る、いわゆる「セドリ・転売」と呼ばれる生業です。

我々ローリスクの副業Webリサイクルショップでは、彼らのように長時間掛けて品定めすることは不可能です。

まず、わざわざ仕入に行く必要はありません。何かのついでに通りがかった時で十分です。そして狙うのは、見切り品・セール品です。例えば全国展開しているBOOKOFFでは、多少程度の低い本・在庫がダブった本・売れ残った本は105円均一の専用棚で売っています。あとはあなたのセンスで、売れそうな本を「最悪捨てても惜しくない」程度の金額ぐらい選んで購入します。携帯で価格情報を調べられ、かつ時間が惜しくないのなら、じっくり調べても構いません。ちょっと興味があって読んでみたい本という基準で選んでも構いません。また、いい本が無ければ無理に買わなくてもいいです。

古本屋を例に説明しましたが、このように、ついで・セール品・少量、がキーポイントです。鑑識眼によほどの自信がない限り、わざわざ出かけて、勘違いして割高な商品を仕入れることの無いようにします。特に書籍はAMPとセドリの大流行で、セミプロでもない限り儲けが期待できる本はほとんど発見できないと思っていて間違いありません。

2. 一般店のセールなど

実際のお店でも、時々セールやバーゲンなどがあります。そうした際に安く未使用商品を手に入れる事ができます。

ただし、安売りする商品にはそれなりの訳があるものです。利益を狙って大量に買い込むとやけどすることもあります。

自分の知識量を冷静に判断して、よほど自信がある場合を除いては、最悪損しても切り捨てられる程度にしておくことが肝心です。

3. ネットオークションなど

これまた世間には、オークションで仕入れ、オークションで販売して儲けている強者もいるようです。しかし、そんな事は、よほどの商品知識と本気で取り組む熱意がないとやっていけません。なにより、競争者がいる中で掘り出し物を少しでも安く入手するためには、一日中ずっとオークション関係の作業を行う必要があるでしょう。我々の片手間副業ショップには、仕入れ先としては、全く向きません。

考えてみると明らかなように、オークションで仕入れれば送料・手数料など余分な費用がかかるので、まったく損です。また、落札には競合相手がいるので、値が上がりやすく、せっかく落札した商品も、破損したり、偽物だったり、送ってくれなかったり、かなりのハイリスクを覚悟しなければいけません。

我々「素人」の副業では、こうしたセミプロの手法は避けておいた方が無難です。

4. 古物市場

古物商たちが古物を売り買いする一般人立ち入り禁止の市場です。参加するには、古物営業の許可を取得しているだけではダメで、古参の古物商などの紹介が必要な所も多いようです。

ただし、最近では、われわれのような新参古物商でも気軽に参加できる市場も多いと聞きます。私は参加した事がないのでそうした市場の内容については何とも言えませんが、参加体験記を公開している人も多数いらっしゃるようですので参考にしてみるのも良いでしょう。ただし、聞く所によると、やはりクローズドな市場の方が、良品が出回ることが多いようではあります。しかし、プロの古物商と我々とでは、商品にたいする視点が違いますので、プロが見向きもしない品が我々にとっては宝の山、という状況も十分にあり得る事だと思います。ちなみに私が古物市場に参加しない理由は、単に、足がないからです。車を持っていないので、遠出して仕入れる事が困難なのです。

5. Webのリサイクルショップモール

最近、「おいくら」などリサイクルショップ向けのWebモールが興ってきました。これらのモールに登録したリサイクルショップに対し、一般のユーザーがそれらのショップの情報を得られたり、一括で買取査定の見積もり依頼を出したりする事ができるようになっています。ショップ側が参加するには有償登録が必要ですので、利用に当たってはコストパフォーマンスを十分に判断しなければなりません。

まず、一括見積もり機能ですが、こうした機能はブランド品などの割合高額商品向けの機能です。1点100円などの雑貨に対して相見積もりをとってもほとんど意味がないからです。また、より高額の査定を出したところへ客が流れるため、叩き合いとなり、メリットも薄いです。

我々の副業リサイクルショップでは、近所の人がたまたまこのサイトで近くのリサイクルショップを検索した時に自分の店が表示される、程度の広告と考えるぐらいが無難でしょう。確かに、遠距離の人から査定依頼が入り買取につながる事もしばしばありますが、遠距離からの通信買取は送料負担があるためコストがかさみがちですので、注意が必要です。


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