第5週

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05月22日(日) - 23日目

雨のち曇り。

終日自宅でゆっくり過ごす。耳は痛みも状態(感覚)も、特に変化なし。

05月23日(月) - 24日目

昼前自宅でゆっくり過ごす。10時ごろ妻と一緒に家を出て、銀行によってから、昼食を食べ、駅前で分かれて病院へ戻る。

12時までに戻ること、となっていたので、12時ぴったりに戻ったら、すぐさま外来処置に呼ばれた。今日は主治医の先生手術で遅くなるから、外泊帰りであるし外来で先にやってしまおう、とのことらしい。主治医の先生は、いわゆる大先生な訳だけど、こういう細かいところもちゃんと覚えていて対処してくれるのがすごいと思う。処置の痛みはさらに少なくなった。

自宅に電話。メールチェック。その後読書。

同室の人が空いた個室へ引越し。これで大部屋なのに、2人になった。さらに、もう一人の人は、まだ外泊から帰ってないので、しばらくは個室状態だな。部屋内のカーテン全開で、開放感満点。無料なのに特別室より広いのだ。

15時検温。

18時過ぎ夕食 ご飯、炊き合わせ、ナスの味噌かけ、りんご、ふりかけ。

19時からTV

20時電話とメールチェック。同室の人が外泊から戻る。これで一人部屋終了。

22時消灯。

「επιστημηのオブジェクト指向的日常」(επιστημη)読み始める
「Effective C++改定2版」(S・メイヤーズ)読み始める

05月24日(火) - 25日目

6時半起床。朝食まで読書。向かいの人が、やや体調崩したようで大変。看護師さんがばたばた。

8時朝食 ご飯、海苔、大根おろし、白菜と三つ葉の味噌汁、バナナ、牛乳

8時半検温。

9時 火曜なのでシーツ交換。

処置はやや遅れる感じ。

同室に新しい入院の人。喉が悪いらしい。

12時昼食 ご飯、出汁巻き卵、スパゲティ、もやしのカレーソテー、キャベツの辛し和え、筑前煮、ミニトマト。

直後に処置。今日は変わった薬をつけていて、触っている時間が長く、やや痛かった。処置が終わるとすぐに痛みは無くなった。明日菌検査。手術は、来週水曜で行うとの事。あと一週間。やや緊張。

14時半 入浴。

15時検温。直後に妻が来てくれる。新聞読んだ後、着替えて散歩に外出。たこ焼き新しい店。5個100円のところ、1個おまけしてくれる。ここは味も結構いい。あと、おやつを買って公園で話し。17時過ぎに戻る。

18時夕食 ご飯、さわらの香味焼き、付け合せ、南瓜のそぼろ煮、中華風酢の物、漬物、。

21時電話とメールチェック。

22時消灯。

「επιστημηのオブジェクト指向的日常」(επιστημη)読了
「Effective C++改定2版」(S・メイヤーズ)読了
「Effective STL」(S・メイヤーズ)読み始める

05月25日(水) - 26日目

7時起床。朝食まで読書。

8時朝食 ご飯、ふりかけ、たまねぎと三つ葉の味噌汁、出し巻き卵、ジョア

8時半検温。

10時前洗髪。ちょっとすっきり。

10時半処置。菌検査。明日血液検査との事。痛みなし。

12時昼食 カレーライス、サラダ盛り合わせ、福神漬け、ゼリー。

15時検温。その後、妻が来てくれる。新聞読んだ後、着替えて散歩に外出、テレかを買う。

友人が見舞いに来てくれたので、連れ立って外出し、夕食を取りながら歓談。

21時前、妻と友人を駅まで見送って病室に戻る。ベッドに戻ると、「明日の朝採血しますカード」が置いてあった。

22時消灯。

「Effective STL」(S・メイヤーズ)読む
「知識と推論」(新田克己)読み始める
「Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編」(結城浩)読み始める

05月26日(木) - 27日目

採血が気になって5時半起床。読書。

6時採血。朝食まで読書。

8時朝食 ご飯、海苔、高野煮、麩と三つ葉の味噌汁、牛乳、桃

8時半検温。

手首の名札が切れてしまったので、新しいものを付けてもらう

体重測定の日。60kg変化なし。

10時入浴。

12時昼食 ご飯、麩とわかめの澄し汁、さばの竜田揚げ、つけ合わせ、長芋の二杯酢、高野豆腐の煮びたし、漬物

食後ロビーをぶらぶらしていたら午前の外来診療を終えた主治医とばったり。ちょっと世間話。忙しいから昼食もいつも適当らしい。これからすぐ処置で、3時から会議らしい。

14時処置。ちょっと都合が変わって空いたので、月曜日に手術をしましょう、ということになった。早いほうがうれしいので、好都合。手術代も5月請求になるので、高額医療費補助請求の関係で、トータルの費用も数万円は安くなるはず。

処置はあまり痛くない。が、実は最近ちょっと痛い。数日前からオルガドロンという薬のガーゼを入れているのだが、これは耳の奥にべたっとこすりつけるように広げるようにぐいぐい入れるので、結構痛いのだ。といっても、処置後10分もすれば痛みは引くが。
ついでに、処置のときにしばしば使用する薬品を書いておく。だたし、すべて聞き書きなので正確な表記ではないことをあらかじめ断っておく。
イソジン(綿棒)…多分消毒薬。処置前に患部周辺の耳たぶに塗りたくる。
リンデロン軟膏(綿棒)…表面の切開傷に塗りたくる
ゲンタシン軟膏(綿棒・チューブ)…表面の切開傷に塗りたくる
ボスミン(ガーゼ)…かなり目が回る薬品
ヒビテン(ガーゼ)…かなり目が回る薬品
オルガドロン(ガーゼ)…耳の中でガーゼを広げるので痛い
ベストロン(ガーゼ)…多分殺菌抗菌薬。かなりしみる
なんたらキシロカイン(ガーゼ)…麻酔薬?最初痛みがひどい頃だけ使っていた
etc…。

今日から包帯がなくなった。すごく頭が軽くなった。おまけに痒みもなくなった。1ヶ月近くずっと包帯をしていたので、少し心もとない感じもする。しかし、うれしい。

15時検温。

今日は妻は仕事があって来れない日。一人で外出して気ままに散歩に出かける。今日は少しとおくまで足を伸ばした。おやつに菓子パンを勝って食べる。

18時夕食 ご飯、ハンバーグ、粉ふき芋、キャベツのスープ煮、サラダ、ふりかけ、キウイ

暇なので、4年間での医療機関の変遷を語ろう。4年前の入院時に比べて、どんなところが変わったか。
まず、医療機関に対する世間の要求が高まった結果、インフォームドコンセントや医療事故防止策などが進んだと思う。主治医の説明は詳しくなったし、書面で説明される事項も増えたようだ。入院案内もきちんとパンフレットが作られた。
また、患者の管理も厳しくなった。入院期間中手首に名札を付け、点滴の時などに、点滴の名前と患者の名前の一致を毎回確認するようになった。注射や点滴を行うときは、感染防止のゴム手袋をはめて処置するようになった。医師や看護師が病室に出入りする際には、毎回必ずアルコールで手を消毒するようになった。血が付いたガーゼ類は、ふつうのゴミ箱に捨てずに、専用の袋に入れるように指示されるようになった。ベッド備え付けの体温計が、水銀体温計から電子式に変わった。外出外泊時などの夜間の出入りについては、警備員がきちんと外出届を確認するようになった。警備員の数も増えているようだ。火災予防のため、入院患者の家電類の持ち込みは原則禁止になった(ノートPCは許可をもらった)。
全館禁煙になった。わずかに隔離されて残っていた喫煙室と喫煙コーナーは撤去された。どうしても吸いたい人は、館外の灰皿まで行かなければならない。
看護婦という職業がなくなった。すべて性別を含まない看護師という表記になった。婦長さんは師長さんになっていた。変わったのは名称だけではない。まず、看護帽が廃止になった(これは感染予防のための風潮らしい)。ズボンとスカートの2種類あったユニホームは、ズボンに統一された。これは男性看護師が増えた場合に備えてかもしれない。金髪が絶滅し茶髪も割合濃い目になった(これはルールではなく単なる流行かもしれない)。感染防止に、すっぽりと大きなマスクをしている医師や看護師の割合が増えた。医師も看護師も写真入の大きな名札を付けるようになった。
病院のIT化。まず患者情報のITがなされた。診察券は磁気カード化され、玄関の専用受付機で受診受付をするようになった(以前は各科でノートに名前書きで受付)。その結果、受付番号と待ち人数が分かるようになった。
その他細々したこと。待合室の金魚水槽がなくなった(たぶん衛生管理)。給食の質が上がった。選択食ができた。毎食メニューカードが付属するようになった。献立をはじめいろんな掲示物がカラー印刷になった。小児科医が居なくなったので小児科が休止になった。そのあおりで産婦人科も休止になった。
これぐらいだと思うが、もし他に思い出したらまた書こう。

「Effective STL」(S・メイヤーズ)読む
「知識と推論」(新田克己)読了
「UNIXプログラミングの道具箱」(工藤智行)読了
「Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編」(結城浩)読了

05月27日(金) - 28日目

7時起床。朝食まで読書。

8時朝食 ご飯、海苔、大根おろし、さつま汁、牛乳

8時半検温。

9時半入浴

10時処置。オルガドロンの痛みも減ってきたかもしれない。手術は3時から。週末の外泊は、明日処置後から。日曜の夜に戻ってきなさいとのこと。

12時昼食 ご飯、牛肉の甘辛炒め、生キャベツ、豆腐とわかめの味噌汁、青梗菜の胡麻和え、田舎煮、オレンジ

15時検温。その後、妻が来てくれる。1時間ほどして外出。今日は別のたこ焼きや。ここのは6個200円だったが、大きくてたこも大きかったので、高くても納得。

明日手術の説明があるので、妻も一応来ることに。

18時夕食 ご飯、えび玉子焼き、和え物、ツナサラダ、千切りの煮付け、海苔佃煮

21時電話とメールチェック。

22時消灯。

「Effective STL」(S・メイヤーズ)読む
「UNIXネットワーク管理ガイド」(プロジェクトタイムマシン)読み始める

05月28日(土) - 29日目

7時起床。朝食まで読書。

8時朝食 ご飯、海苔、出し巻き卵、大根と三つ葉の味噌汁、オレンジ、牛乳

8時半検温。

9時半入浴

12時昼食 ご飯、太刀魚のバター醤油焼き、付け合せポテト、ピリ辛和え、うすくず煮、漬物

14時処置。ちょっと前に妻も来てくれる。処置後、月曜の手術の説明。手術後約2週間で退院の予定とのことだ。手術と麻酔の説明と同意書への署名。その後病室で看護師さんから手術のオリエンテーション。手術は15時半からとのこと。2番手なので、1番手の手術の経過を見ながら、手術室からの電話を待って、手術の40分ほど前に筋肉注射をする段取りとのこと。

同室の人が退院。

すぐに妻と一緒に帰宅。日曜の晩に戻るまで、自宅でゆっくり過ごす。

「Effective STL」(S・メイヤーズ)読む
「UNIXネットワーク管理ガイド」(プロジェクトタイムマシン)読む
「マルチエージェントシステムの基礎と応用」(大内東)読了


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