第6週

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05月29日(日) - 30日目

自宅でゆっくり過ごす。夕食後、入浴して、また病院に戻る。

20時病院着。詰め所で、外泊中に見舞い客があったと聞いてびっくり。取引先の人だった。預かってもらっていたお土産を渡される。病室に戻って同室の人に挨拶。大部屋に一人なので寂しくなってしまって、結局その人も外泊することにして、さっき戻ってきたとのことだった。

「学習とニューラルネットワーク」(熊沢逸夫)読み始める

05月30日(月) - 31日目

晴れのち曇り。

7時起床。

8時朝食 ご飯、ふりかけ、煮豆、のっぺい汁、牛乳。この後、絶飲食。

8時半検温

9時半洗髪してもらう。これでしばらくは持ちそう。

10時処置。他の先生にチラッと外側を見てもらっただけで終わり。

10時半入浴。

洗髪と入浴で当てガーゼがかなりぬれたので、病室で看護師さんに換えてもらう。

11時過ぎに妻が来てくれる。12時を回るとやや空腹とのどが乾いた感じ。前回手術後に小用を足しづらくなって難儀したので、何度もトイレに行っておく。

14時を回ったところで手術の準備。術衣に着替えて、指輪をはずす。右腕に点滴。かなり手首寄り。血圧を測る。

15時前になったところで、麻酔がかかりやすくなる筋肉注射。ちょっと痛め。だんだんボーっとしてくる。手術は15時半の予定だが、前の手術の人がちょっと伸びて、16時ごろになった。その間、あまりにボーっとしてうとうとしてしまった。点滴台を押してトイレに2度行く。ストレッチャーに乗って、点滴に抗生剤をプラス。妻に手を振って、いよいよ手術室へ入る。

手術室の扉を開けると、通路が10メートルほど延びており、その左側に、倉庫など、右奥に詰め所、右の手前に、手術部屋への扉がある。曲がって手術部屋に入ると、通路の両脇に手術室が4つほど並んでいる。右奥の5号室で手術。前回と同じだ。頭は南側になる。

手術室の看護師は、すごくてきぱきして早い印象。術衣は結局脱いで、毛布をかぶったっまストレッチャから手術台に移り、点滴をつるして心電モニタを貼り付け。左腕には血圧計を装着。腕などをベルトで手術台に固定。頭にはネット帽をかぶせる。枕は真ん中がへこんだ安定するタイプ。すぐに麻酔医が挨拶して、これから麻酔を掛けます、とのこと。

今回は人生最後の全身麻酔かもしれないし、よくよく味わおうと思っていた。なるべくがんばって麻酔にかかる間際の感覚を覚えていようとしたが、難しかった。

酸素マスクを当てて、「普通に息をしてください。これから麻酔薬を入れます。点滴をさしているところが痛むかもしれません」と言われ、「○○(聞き取れない)14グラム入れてください」との合図で、助手の人が薬を入れる。かすかな薬臭がしたと思うと、右腕の点滴をさしているところがぴりぴりと電気に当たっているような痛みがした。あとはもう、いつ意識がなくなったのかも分からない。

4年前の手術とは麻酔薬が違うようだ。前のときの麻酔薬は、もっとかかり始めがゆっくりだった。意識が途切れていく様子を感じることができた。それに比べ、今回の麻酔薬は、突然に意識がなくなる。また麻酔が覚めた後も、排尿が困難になるなど、違いが見られる。

手術後、気管から管を抜く嫌な感じは分かった。ベッドへ戻るときの意識はなかったようだ。覚えているのは、妻がいてくれたことと、主治医が説明に来たときのことと、足か若干痛む感じがすることぐらいで、非常に断片的。多分、ずっと寝ていたと思う。麻酔のかかり方には体調も影響すると思うが、このときは、とにかく眠かったように思う。

妻は20時ごろまでいてくれたように思う。

22時の消灯になって、だんだんトイレに行きたくなって意識がはっきりしてきた。看護師さんに聞いたらもう歩いていい、と言われ、トイレに行くが、やっぱりでない。あまりに出ないので、気分が少し悪くなったほどだ。

普通食の夕飯を取って置いてもらっていたので、食べる。最初は気分が悪いので食べられないかもしれない、と思ったが、食べ始めると、気分が良くなって、ぺろっと食べられた。夕食 ご飯、ふりかけ、山の幸グラタン、ポテト素揚げ、サラダ盛り合わせ、パイナップル。

4年前は2回目の手術は耳より足が痛かった。今回は、耳はまったく痛くない。足も、歩くときに気になる程度であまり痛まない。痛み止めがいらないぐらい。

23時ごろ術衣からパジャマに着替えて眠る。

「UNIXネットワーク管理ガイド」(プロジェクトタイムマシン)読了
「Effective STL」(S・メイヤーズ)読む
「学習とニューラルネットワーク」(熊沢逸夫)読み始める

05月31日(火) - 32日目

晴れ。

6時起床。トイレに行く。何とかがんばって小用を足す。戻って8時まで再度休む。

8時朝食 ご飯、海苔、大根おろし、白菜と三つ葉の味噌汁、バナナ、牛乳。食後痛み止めの薬を飲む。耳もまったく痛くないし、歩いても足も痛まない。

8時半検温

9時シーツ交換。

9時半抗生剤の点滴。

向かいのベッドの患者さんが退院。とうとう大部屋を占領。一人部屋になった。

12時昼食 ご飯、カジキの照焼、オクラの煮びたし、シロナの辛し醤油和え、山菜そば、漬物。昼は痛まなかったので、痛み止めは飲まなかった。

14時から処置。耳のあてガーゼと綿球を交換したのみ。足は触らず。

15時に妻が来てくれる。外出ができないので、一緒におやつを食べる。

16時から点滴

18時夕食 ご飯、とんかつ、付け合せキャベツ、大根の吉野煮、小町和え、ふりかけ。夕食を食べるのを見届けて妻帰る。夕焼け。

今日は二人ともかなり眠い日であった。麻酔ボケだと思うが、横になって本を読んでいるといつの間にか、スーッと寝てしまっている、ということが何回もあった。

「Effective STL」(S・メイヤーズ)読む
「学習とニューラルネットワーク」(熊沢逸夫)読了
「リファクタリング プログラミングの体質改善テクニック」(M・ファウラー)読み始める

06月01日(水) - 33日目

晴れ。とうとう6月に突入。

6時半起床。痛みも無くぐっすり眠れたが、ふと足を見ると、やはり寝ている間に少し包帯がずれたらしく、パジャマに小さなしみができていた。朝食まで読書。

8時朝食 ご飯、海苔、出し巻き卵、たまねぎと三つ葉の味噌汁、ジョア。

8時半検温

9時半抗生剤の点滴。

10時から処置。綿球と当てガーゼの交換。足はガーゼ取替え。足の包帯は巻かずに、ガーゼは絆創膏止めとなった。しっかりサポートでないので、歩くとやや痛い。

処置後清拭してもらう。足も洗ってもらいすっきり。

12時昼食 ご飯、のっぺい汁、つくね煮、もやしソテー、炒り豆腐、漬物。

15時検温。その後、妻が来てくれる。外出ができないので、一緒におやつを食べる。

16時から点滴。点滴口が詰まってきたのか、なかなか入らない。ちょっと痛むので、点滴口を取ってもらった。取ってしまうと明日からの点滴は針で刺すことになるが、腕にチューブが付いていないほうが、すっきりしていい。

18時夕食 ご飯、プレーンオムレツ、ほうれん草のソテー、大豆サラダ、白菜のスープ煮、福神漬け、スイカ。なんか食べたくなったので、妻に売店でラーメンを買ってきてもらい、一緒に食べる。夕食を食べるのを見届けて妻帰る。

21時電話とメールチェック。

22時消灯。

「Effective STL」(S・メイヤーズ)読む
「リファクタリング プログラミングの体質改善テクニック」(M・ファウラー)読了
「professionalゲームプログラミング」(坂本千尋)読了
「現実的なCプログラミング」(S・Oualline)読み始める

06月02日(木) - 34日目

朝から雨。

7時起床。朝食まで読書。

8時朝食 ご飯、海苔、高野煮、麩と三つ葉の味噌汁、桃、牛乳。

8時半検温

9時体重測定の日。62.5kg。ちょっと増えた。

9時半抗生剤の点滴。

10時ごろ薬剤科の人が投薬の説明に。点滴は一応今日までらしい。今日以降は主治医の支持があれば、継続らしい。

12時昼食 ご飯、麻婆豆腐、焼きビーフン、中華風サラダ胡麻マヨ、ふりかけ。

13時半ごろ清拭。ついでに着替え。

6月からかエアコンが使えるようになった。蒸し暑かったので入れる。

14時から処置。綿球と当てガーゼの交換。足はガーゼ取替え。足の包帯はなし。なんと驚くことに、痛みさえなければ、週末の外泊はOKとの事。これはビッグニュース。

同室の向かいに新しく入院の方が入ってこられた。

15時検温。その後、妻が来てくれる。外出ができないので、一緒におやつを食べる。

16時から点滴。ひょっとすると人生最後の点滴かも?

18時夕食 ひじきご飯、おでん、レッドキャベツの香り和え、ナスの胡麻味噌かけ。夕食を食べるのを見届けて妻帰る。

20時電話とメールチェック。

22時消灯。

「Effective STL」(S・メイヤーズ)読了
「現実的なCプログラミング」(S・Oualline)読了
「万物理論」(G・イーガン)読み始める
「Javaによる分散アプリケーション開発」読み始める

06月03日(金) - 35日目

今日は晴れ。

6時起床。小説の続きが気になって朝食まで読書。

8時朝食 ご飯、海苔、大根おろし、薩摩汁、牛乳。

8時半検温

10時処置。綿球と当てガーゼの交換。足はガーゼ取替え。足の包帯はなし。明日の処置前にシャンプー許可。結構痒くなってきていたので助かる。

12時昼食 ご飯、豚肉カレーソテー、スパゆかり、和風サラダ、小松菜と揚げの味噌汁、漬物。

13時半ごろ清拭。ついでに着替え。

15時検温。

16時過ぎ、妻が来てくれる。今日は区役所へ高額医療費の申請に行ってきてもらったのだ。早速会計に出す。外出ができないので、一緒におやつを食べる。今日は売店にアイスを買いに行った。

18時夕食 ご飯、アジフライ、中華風なます、白菜と厚揚げの煮びたし、ふりかけ、キウイ。夕食を食べるのを見届けて妻帰る。

20時電話とメールチェック

22時消灯。

「万物理論」(G・イーガン)読了
「Javaによる分散アプリケーション開発」読む

06月04日(土) - 36日目

晴れ。

6時半起床。朝食まで読書。

8時朝食 ご飯、海苔、出し巻き卵、大根と三つ葉の味噌汁、メロン、牛乳。

8時半検温

10時頃、今日は外来で処置とのこと。あわててシャンプーしてもらう。久々にすっきりでにおいも取れた。すぐに外来へ。処置後外泊の予定だから、早めにやっちゃいましょうとの気遣いだった模様。綿球と当てガーゼの交換。足はガーゼ取替え。足はイソジンがしみる。

喜んで妻にTEL。昼食を止めて、外泊届けを出し、荷物をまとめて帰宅。

足は歩いてもそんなに痛くはない。が、突っ張る感じがして、無理に動かせない。というか、無理に動かしたくない感じ。そのため、歩き方はぎこちなく、ゆっくりになる。

自宅でゆっくり過ごす

「Javaによる分散アプリケーション開発」読了


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