この章の冒頭でも述べましたが、できるだけ今ある環境・今ある道具で始めることが肝心です。初期投資を最低限に抑えることで、投げ出した時の損害を最低限にできます。また、そうして、いつでも投げ出せるようにしておくことが、副業ビジネスには重要なことです。
それでは、ミニマムな環境と道具について解説します。その際、絶対必要なものには(必須)マークを、無くてもどうにかなるけれどあればかなり便利なものには(推奨)マークを付けて区別します。
最新パソコンでなくとも構いません。スペックはWindows98がようやく動く程度でも十分です。インターネットに接続するためのモデムあるいはLANポートは必要です。
デスクトップなら中古で2万円程度からあります。
取引メールの送受信、オークションおよび自ショップでの商品説明ページの作成、顧客管理、デジカメ撮影画像の管理と編集
副業とは言え、商売でパソコンを使う以上、ウィルス対策は必須です。
メールアカウントはできれば、ショップ用に新たにつくりましょう。現在のプロバイダで追加作成できるとベターです。多くのプロバイダでは月額数百円のオプション対応があります。自ショップサイトに力を入れたい場合は、数百M程度のWebスペースが欲しいところです。
ADSLでも月額実質払いが3000円程度です。専用メールアドレスや自サイトWebには、無料〜年額2000円程度のレンタルサーバ業者が多数ありますので低コストで実現できます。
インターネット接続とメールアカウント
これを読んでいる方はすでに接続可能だとは思いますが…。
地域によってはダイアルアップを選択せざるを得ない場合もあるでしょうが、速度的にはそんなに問題ありません。できれば定額コースにしておきます。
Web用画像が撮影できればいいので200万画素程度の入門機で十分です。可能なら光学3倍ズーム・マクロ撮影(接写)機能があれば申し分ありません。同程度の機能であれば携帯電話のカメラでも問題ありません。
安売り店なら実売2万円以下です。中古という手もあります。
商品説明用の画像を撮影します。
Yahoo!オークションのIDを取得します。普通のIDで十分です。
取得は無料です。ただし、毎月確認手数料数百円が必要です。
ミニマムWebリサイクルショップでは、オークションを利用して、効率的に販売します。
安価なインクジェットで十分です。現在、インクカートリッジが安価で豊富に流通している機種を選択します。あまり古すぎると、使えるインクが売っていません。
1万円程度
宛名の印刷を行うと手書きの手間が減ります。
既にお持ちの方は兼用でも十分です。また電話さえできればPHSでも十分です。できれば留守番機能があるとベターです。また、着信時に相手先の電話番号によって、着信音を変更する機能があると便利です。
ショップ用に新たに作成する場合は、99%着信専用ですので、それに合わせた安価なプランを選択して下さい。
買い取り依頼の連絡を専用に受けます。また、販売前後の連絡先としてお客に伝えます。自ショップサイトを作成する場合は、連絡先電話番号として明記します。
買い取り依頼はいつ入るか分からないので、常に持ち歩きます。
見開き1ヶ月でも片側1週間でも形式は何でもいいので、とにかくスケジュールページがあること。それ以外は普通の手帳でOKです。ペンがセットできるようになっていると便利です。
高くても1000円程度です。
依頼を受けた買取のスケジュールを記入します。当然、本業やプライベートの予定も記入しておきます。新たに依頼を受けた時は、ダブらないように調整します。また、実際に買い取りに出向く時には、お客の名前・住所・電話番号を記入しておき、迷子にならないようにします。
四畳半程度でも十分です。商品の取り回しや撮影ができればいいので、普段リビング・副業時に片づけて仕事部屋、でももちろんOKです。
パソコン入力や商品撮影の作業を行います。買い取ってきた商品を在庫しておくのに、押入やスチールラックがあると重宝します。1畳程度の押入があるとかなりの商品をストックできます。
青色申告する場合は、部屋の面積に応じて按分した家賃や固定資産税を経費として申告すると節税になります。
多少大きめ(幅60サイズ程度。エレベーターの入り口を通れるように!)がいいでしょう。折りたためると保管時に場所を取りません。
ホームセンターやアスクルなどで、1万円以下であります。
買い取り時に商品を運ぶのに使用します。運搬時には、ダンボール・荷台ロープ・シート・毛布などがあると便利です。
同じサイズで大きめの丈夫なダンボールを30枚程度用意しておきます。
ホームセンターやアスクルなどで30枚が数千円程度からあります。
買い取り時に、商品を一旦ダンボールに入れてから台車に積むと、かなり大量に一度に運搬できます。また、保管時にもダンボールに商品の種類ごとに分けて詰め込んで重ねると、保管場所も少なくでき、販売時に商品を探す際にも便利です。さらに、当然商品発送にも使えます。
100円ショップなどのものでも十分ですが、あまり安物はすぐ切れます。予備もあわせて4,5本用意します。
数百円からあります。
買い取り時に、商品を積んだ後、これでしっかり台車に固定します。ぐらつくようでは危険です。とくにマンション上層階や車両進入禁止の構内で、長い距離を移動する時に役立ちます。
台車に買い取った商品を山積みした後、すっぽり覆えるぐらいの面積が必要です。
シートは100円ショップのもので十分です。毛布は使わなくなった・買い取りで入手したボロで十分です。
樹脂製のシート(自転車レインシートとして売られているものが安価でよい)は、雨中の買い取り時に商品を雨濡れから守ります。当然穴が開いてないものを使います。商品に毛布をかぶせてからロープで固定することで、荷崩れを防ぐのと同時に、ロープでの縛り跡が商品に付いたり破損したりするのを防ぎます。
秤量20kg、目盛100gぐらいの大型の上皿秤と、普通のレタースケールがあると発送時の重量を管理できます。
レタースケールは100円ショップでもあるでしょう。上皿秤は、数千円程度であります。
特に郵便局窓口では、荷物の重さをグラム単位で量って料金を計算するので、定形外で501gと500gだったときでは、190円違ってきます。1gなら梱包材の端っこを切り落とすだけでも削減可能ですので、みすみす損することの無いようにしましょう。大きな秤は、1つあると、何かとプライベートでも便利なものです。
とくになし
すでに持っている人だけ使えば十分です。新たに購入する必要はありません。
遠くまで買い取りに行く時に使用すると便利でしょう。でも無くても全く問題ありません。毎日大量の買い取りをするわけではないので、自宅←→買い取りのお客宅を何往復かして台車で直接運べば十分です。実際私は車がないので、台車で直接買い取りに行きます。1度の買い取りで最高4往復した事があります。さすがにへとへとになります。
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