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特定商取引法に基づく表示 おすすめぼとる、生体、エサ販売 オーダーメイド販売(大きなぼとる、小さなぼとる)
ビンの中にミナミヌマエビ(えび)・アカヒレ(さかな)や水草、スネールが入った
水換え不要のバランスドアクアリウム《えびぼとる》《さかなぼとる》を通信販売しています。
購入について
えびについて
さかなについて
水草について
ぼとるの管理について
その他
購入について
Q.到着直後、えびが見あたらない。
A.死骸がなければ生きているはずです。水草の上の方に死骸が引っかかっているか、生体が隠れているのではないでしょうか。1cmくらいの小さなえびが多いので、見つけるのが難しいときがあります。もう一度、よく探してみていただけませんか。水草を全部取り出すと確認しやすいです。その際、えびが水草についてこないように注意してゆっくり水草を出してください。
Q.到着直後、スネールが見あたらない。
A.スネールは数mmの小さな個体もいますので探しにくいときがあります。フタの裏側やビンの上の方にいることが多いので、まず、フタを開けて探してみてください。あるいは輸送中に砂に埋まってしまったのかもしれません。その場合は、そのうち砂の上に出てくると思います。自分から砂に潜ることはめったにありません。水草の見えにくい部分に付いている可能性もあります。水草を出して探してみてください。輸送中に死んでしまうことはほぼないと思いますので、数日中には見つけられると思います。一週間探し続けても見つからない場合はご連絡ください。
Q.えびの死着はよくあるの?
A.えびの死着はおよそ50件に1件あります。原因はいろいろあると思いますが、脱皮直前のえびが死んでしまうケースが多いかもしれません。脱皮直前のえびは輸送が刺激となって輸送中に脱皮してしまうことがあります。輸送中に脱皮すると、失敗して死んでしまうことがあるのです。
Q.うちのえびぼとるにさかなを購入して追加したい。
A.さかなだけご購入いただいてえびぼとるに入れていただくことは、物理的には可能ですが、できれば新しくさかなぼとるをご購入いただいた方がよいと思います。理由は2つあります。1つは、ぼとるの大きさです。さかなは泳ぎ回る空間が必要なので、こえびやさんでは1000cc以上のぼとるにしか入れていません。ご自宅のぼとるが小さい場合は、さかなを入れない方が良いと思います。2つ目は、生体の数です。ぼとるは水槽と違って狭く、エアレーションも濾過もしていないので、中に入れられる生体の数は限られています。もし、今、ご自宅にあるぼとるにさかなを入れたいとのことであれば、えびを何匹かぼとるから出した方が良い、ということになります。
Q.えびぼとるのえびはペア(オスメス)で入っているの?
A.ペアで入っているとは限りません。また、ペアで入れて欲しいとのご希望にはお答えできません。
Q.お薦めの商品は?
A.なるべく大きなぼとるがお薦めです。なぜなら、大きなぼとるほど生態系が安定しており、長くお楽しみいただけるからです。また、砂の色はグレイなどの濃い色の方がお薦めです。だんだん溜まってくる堆積物がそれほど目立たないからです。
Q.砂だけを購入したい。
A.砂は100g60円で販売しています。メールでお問い合わせください。
Q.買い物かごが動かない。
A.パソコンの設定などの関係で買い物かごがご利用いただけない時などはメールでご注文ください。その際、商品名、個数、発送先の郵便番号・住所(都道府県名、マンション名なども詳しく)・氏名・電話番号、メールアドレス、配達希望時間帯(午前中、12〜14時、14〜16時、16〜18時、18〜20時、20〜21時。午前中がベストです、ご希望に添えないこともあります)、配達希望日(ご注文日より四日後以降。ただし、6月1日〜9月30日はご指定いただけません)、支払方法(代金引換、UFJ銀行、ジャパンネット銀行、イーバンク銀行。銀行にお振り込みの際、振り込み手数料はご負担ください。代金引換の場合、手数料300円をいただきます)をご連絡ください。
えびについて
Q.えびのエサやりはどうすればいいの?
A.ミナミヌマエビは雑食性です。ほかの生物(アカヒレ、ミジンコ、サカマキガイ)の死骸、仲間の死骸、枯れかけの水草などのデトリタス(生物の破片、死骸、排泄物に由来した分解途上の有機物の固まり。有機物を分解をするバクテリアや原生動物も多数含まれます)、水草などに生えた付着藻類、脱皮後の抜け殻、サカマキガイの卵などを食べます。ですから、普通の水槽ではお掃除やさんとして使われることが多いのです。ぼとるの中では上記のエサだけでは必要な栄養素を全て摂ることができません。エサを与えることが必要です。毎日、ごく少量(えび3、4匹に対して大粒1粒くらい)を、粒を軽く砕いて与えます。ただし、水が汚れてきた(臭いがしてきた)と感じたらエサの量を減らしてください。また、前回のエサが残っている時はエサを与えないでください。ゼラチン状の物質に包まれた食べ残しがあれば取り除いてください。ご旅行などで一時的にエサやりができないときは5日間くらいならエサを与えなくても大丈夫です。
Q.えびは死んだらどうなるの?
A.えびは死んでからしばらくすると体色が変わります(死んだ直後は生きているときとあまり変わりません)。透明感がなくなって白っぽい色になります。ゆでたえびのように、白にオレンジかピンクがのったような色になることもあります。
また、たいてい仰向けか横向けに倒れます。
Q.えびが脱皮したが、殻はどうすればいいの?
A.脱皮後の殻はそのままにしておいてください。えびかスネールが食べ、カルシウム源になります。
Q.えびはなぜ脱皮するの?
A.成長するためです。えびの殻(外骨格)はキチンの気質に炭酸カルシウムなどが沈着したもので大変固いです。このままでは成長できないので、殻を脱ぎ捨て、一時的に柔らかい体になって、その間に成長します。
Q.えびが白っぽい。
A.いつも透明感のある体をしていたえびが白っぽく濁ったら、調子が悪くなっている可能性があります。温度、エサ、水質などが適切かどうか確認し、問題があるようであれば改善してください。ただし、白っぽかったら必ず調子が悪いということはありません。
Q.夏にえびが死んでしまった。
A.昨年生まれたえびは、夏になると寿命で死んでしまうことが多いです。今年生まれたえびは、高水温(30℃近くまたは30℃以上)により死んでしまった可能性が高いです。ぼとるはできるだけクーラーの効いた涼しい環境に置いてください。
Q.えびはぼとるの中でどれくらい生きられるの?
A.環境が良ければ10ヶ月くらい生きています。こえびやさんの最長寿の記録によると、500ccのぼとるのなかで(2002年9月17日から2005年7月某日まで)2年10ヶ月近く過ごしたえびがいます。また、お客様からも2年以上生きている、との声が寄せられています。
Q.えびを長生きさせるにはどうしたらいいの?
A.まず、生態系が安定しやすいなるべく大きなぼとるをお求めください。そして、ぼとるにはできるだけ少数のえびを入れます。長生きさせるにはなるべく低水温で飼育すると良いでしょう。エサを多く与え、えびを大きく育てると早く死にやすいようです。エサは必要最低限におさえ、大きな個体にならないように育てると長生きするものが多いです。二年近く生きる個体もいます。
Q.えびが死なないようにするにはどうしたらいいの?
A.えびが死んでしまう理由はたくさんあると思います。ざっと@水温の急激な変化A高水温B光線不足Cエサ不足D物理的な事故E病気Fもともと弱い個体G酸素不足H脱皮失敗I寿命J水が腐ったKpH(水素イオン濃度)低下L水質の変化などがあげられます。@〜Lはそれぞれ別個の原因ではなくて、Aの場合、Gも起こっているでしょうし、Cの結果としてHになったりします。えびがこの中の原因によって弱っているとしたらどうすればいいでしょうか。DEFI(6,7月頃に死亡することが多いです)など私たちにできることがなく、ただ見守るしかないときも多いでしょう。しかし、打つ手がある場合もあります。まず、@Aです。室温が30℃近く(または30℃以上)ある時は、えびが死んでしまうことが多いです。水槽に比べて小さなぼとるは温度変化に敏感です。ぼとるをできるだけクーラーの効いた部屋に置いてください。無理な場合は、大きなボールなどの容器に水を張り、その中にぼとるを浸しておくと少しはましだと思います。少し氷を浮かべても良いと思います。また、気化熱を利用できるように、フタを開けても良いと思います。Bは光線不足による酸素不足ということです。日中は窓のある部屋に置くのがベストです。Cについては背綿を観察してください。背綿の有無でエサを食べているかどうか分かります。一日背綿が見られないようであれば、水草の追加が必要です。Gも水草の追加をすれば対処できますが、高温による酸素不足(水温が高くなるにつれて、溶存酸素量が減ってきます)は@Aの対処をしてください。Hの原因としては@〜Lの原因があげられますので、予防してください。ただし、すでに失敗してしまった個体は助けられません。Jの原因はエサのやりすぎ、死骸がある、などがありますが、とにかく、フタを開けると腐ったような臭いがする時は水が腐っています。死骸、エサの残りは取り出し、水が臭わなくなるまでエサやりを中断してください。ひどい時は三日程汲み置いた水道水を使って3分の1ほど水替えをして様子を見てください。KLはエサのやりすぎに注意していれば防ぐことができると思います。pHを測定して6以下の時は、三日程汲み置いた水道水を使って5分の1ほど水替えをして様子を見てください。
Q.ミナミヌマエビは何目、何科なの?
A.節足動物部門、甲殻綱、エビ亜綱、エビ目(節足動物門、甲殻超綱、軟甲綱、真軟甲亜綱、真エビ超目、十脚目)、抱卵亜目、コエビ下目、ヌマエビ科、カワリヌマエビ属です((
)内は従来の分類です)。
Q.えびは共食いするの?
A.元気なえびはまず共食いされません。 死んでしまったえびや弱って死にそうなえびを、他のえびが食べることはあります。脱皮直後の柔らかい体をしたえびを空腹のえびが食べることもありますが、この心配はまずないでしょう。
Q.えびのおなかに黒いつぶつぶがついている。
A.えびが抱卵(受精卵を腹肢に付着させて保護)しています。卵の大きさは直径約1mm、数は40〜170個位です。最初は黒っぽく、だんだん色が薄くなってきます。数週間で孵化し、1、2mmの親と同じ形の稚えび(幼稚体)が見られるようになります(最初の1,2週間は小さすぎて見えないかもしれません)。親は孵化後に寿命で死亡することが多いです。
Q.えびは増やせるの?
A.水槽や数リットルの大きなぼとるで増やせます。オスメスが揃うように10匹くらい飼育すると良いでしょう(メスは体長が約1,5cm以上の個体を用意します)。繁殖期は主に春から秋にかけてです。メスは脱皮直後にオスと交尾し、すぐに産卵します。卵を腹部に抱き、腹肢で新鮮な水を送ったりして世話をします。数週間後、稚えびが孵り、水中に散らばります。
Q.えびにオスメスはあるの?
A.あります。判別は難しいですが、4センチ以上になると少し分かるようになります。ふっくらして体高が高い方がメス、オスはシャープな感じです。メスのほうが全体的に少し大きいです。メスは卵を抱けるように尾の袴の部分がオスより長いです。また、抱卵前のメスの頭の後ろには茶色の卵巣が見られます。顕微鏡レベルでは、オスの第一腹肢内肢(おなかにあるヒダで一番頭よりのもの)は他の内肢と違って西洋なしの様な形をしています。また、第二腹肢内肢に雄性突起(精子をメスに渡すときに補助的な役割をするらしいそうです)があるので、メスの第二腹肢内肢は3つの部分からなるのに対し、オスのそれは4つの部分からなります。
Q.えびは病気になるの?
A.なるときもあります。ただ、こえびやさんで確認した病気はありません。黒点病という病気が知られています。体にメラニン化した黒い点ができ、そこから細菌類が入り、組織を壊します。また、寄生虫が付くこともあります。病気は、良い環境で丈夫に育て、予防するしか手はありません。寄生虫は針などで取り除くことができるかもしれません。
Q.えびの体の各部の名称を知りたい。
A.えびの体はまず頭胸部と腹部に分かれています。頭胸部には短い第一触角(1対4本)と長い第二触角(1対2本)があります。また、5対10本の第一〜五胸脚があります。このうち第一、二胸脚にはハサミが付いており、エサをむしり取ったりします。この胸脚で歩いています。腹部には5対の腹肢と1対の尾肢があり、これらを使って泳いだり、腹肢で卵を抱いたりします。
Q.えびは自然界のどこでどんな生活をしているの?
A.ミナミヌマエビは陸封種(一生を淡水域で過ごします)です。日本固有の亜種で、本州中部から鹿児島県にかけての湖、池、沼、流れの緩やかな河川の中流域、水田の用水路など分布しています。水底を歩く底生生活をしています(底生生活を行う生物を底生生物(ベントス)といいます)。自然界では生体でも1〜3cm位の体長です。
Q.川にえびを放したい。
A.絶対に止めてください。ミナミヌマエビは日本固有の種なので、どこにでも放流しても構わないと思われそうですが、それは違います。異なる水系にいるえびは混じり合うことなく、その地に定着し、そこで過ごしやすい性質を獲得しているかもしれません。そこへ違う水系のえびが入ってくるとどうなるでしょう。
Q.大きいえびが小さいえびのエサを取っている。
A.おそらく、2匹が同じエサを同時に食べようとして口に運んでいるうちに、大きなえびが(力が強いので)エサを持っていってしまう形になったのだと思います。エサをいっぺんに食べきることは少ないと思うので、大きなえびが食べ残したエサを小さなえびが食べる機会があると思います。ですから、それほど心配ないと思います。
さかなについて
Q.さかなのエサやりはどうすればいいの?
A. さかなはえびと違って、ぼとるの中ではエサしか食べるものがありませんから、毎日、ごく少量(さかな3、4匹に対して大粒1粒くらい)を、粒を砕いて与えます。粒の大きさはさかなの口に入る程度から粉状でしたらどんな大きさでも構いません。ただし、水が汚れてきた(臭いがしてきた)と感じたらエサの量を減らしてください。また、前回のエサが残っている時はエサを与えないでください。もしさかなが痩せてきたりしたら、一時的にエサの頻度を増やすなど、様子を見ながら与えてください。状況に応じてエサの量を加減してください。エサを与えすぎると水質が悪化しますのでご注意ください。ご旅行などで一時的にエサやりができないときは5日間くらいならエサを与えなくても大丈夫です。
Q.さかながもう一匹のさかなを追いかけたりつついたりする。
A.さかなは、強い方が弱い方を追いかけることがよくあります。極端に激しくなければ大丈夫だと思います。 気になる方は、別々に飼育してください。
Q.さかなは病気になるの?
A.なるときもあります。ただ、こえびやさんで確認した病気はありません。水カビ病、穴あき病、マツカサ病、エラぐされ病、尾ぐされ病等の病気が知られています。また、寄生虫が付くこともあります。白点病、ウーディニウム病等の寄生虫による病気が知られています。良い環境で丈夫に育て、予防するのが一番です。
Q.水カビ病はどんな病気?
A.水カビ病は皮膚やエラ等にできた傷に白い綿のようなカビが生える病気です。水カビは水温が15℃前後の時によく繁殖するので春先や秋に発生しやすいです。傷口から感染するので、傷のないさかなは発症しません。患部はただれて崩れていき、さかなは次第に弱り、結局は衰弱死します。治療法は市販の薬を使った薬浴です。病気のさかなを別の容器に移して行います。重症の場合はピンセットで慎重にカビを取り除き、薬を患部に直接塗ります。良い環境で丈夫に育て、予防するのが一番です。春や秋は特にさかなの体を傷つけないように注意しましょう。マツモがさかなの体を傷つけないように、どんどん伸びてビンいっぱいになる前に切り戻しましょう。水質の急変や水の汚れがあると病気になりやすくなります。エサの与えすぎには注意しましょう。
Q.穴あき病はどんな病気?
A.穴あき病は体の一部分にえぐれたような穴があく病気です。水温が15〜18℃前後になる春先や秋に発生しやすいです。まず斑点ができ、斑点が広がるにつれて血がにじむようになり、やがて潰瘍ができてウロコが落ち、皮膚や肉がそげていきます。死ぬことは少ないですが、内臓にまで達するような穴があいた場合は致命的です。治療法は市販の薬を使った薬浴です。病気のさかなを別の容器に移して行います。軽い場合は水温を30℃近くに上げると治ります。良い環境で丈夫に育て、予防するのが一番です。春や秋は特にさかなの体を傷つけないように注意しましょう。傷口に症状が出ることが多いです。マツモがさかなの体を傷つけないように、どんどん伸びてビンいっぱいになる前に切り戻しましょう。水の汚れがあると病気になりやすくなります。エサの与えすぎには注意しましょう。
Q.マツカサ病はどんな病気?
A.マツカサ病はウロコがささくれ立ってきて脱落や出血が起こる病気です。季節に関係なく突然感染します。症状が進むとマツカサのように体全体のウロコが逆立ち、溜まった水で腹部が膨らみます。また、眼球が飛び出して、独特の臭いを発するようになり、最後には衰弱死します。治療法は市販の薬を使った薬浴です。食塩浴の併用も効果的です。病気のさかなを別の容器に移して行います。良い環境で丈夫に育て、予防するのが一番です。傷があると感染することが多いです。マツモがさかなの体を傷つけないように、どんどん伸びてビンいっぱいになる前に切り戻しましょう。水の汚れがあると病気になりやすくなります。エサの与えすぎには注意しましょう。
Q.エラぐされ病・尾ぐされ病はどんな病気?
A.エラぐされ病はエラぶたが膨れてエラの色が黒くなる病気です。尾ぐされ病はヒレの先端が白くなり、腐ったようにぼろぼろにちぎれる病気です。エラぐされ病の症状が進むとエラぶたが外側に反転し、エラが腐ったようになって欠けていきます。そうなると、呼吸困難で最後には衰弱死します。尾ぐされ病が治った場合、ヒレは元通りにならないことが多いです。治療法は市販の薬を使った薬浴です。食塩浴の併用も効果的です。病気のさかなを別の容器に移して行います。良い環境で丈夫に育て、予防するのが一番です。傷があると感染することが多いです。マツモがさかなの体を傷つけないように、どんどん伸びてビンいっぱいになる前に切り戻しましょう。水の汚れがあると病気になりやすくなります。エサの与えすぎには注意しましょう。
Q.白点病はどんな病気?
A.白点病はヒレなどにごく小さな白点ができ、全身に広がっていく病気です。水温が15℃前後の春先や秋に発生しやすいです。最初はかゆがって、しきりに患部を何かにこすりつけようとします。症状が進むと最後には衰弱死します。原因となる白点虫の駆除は市販の薬を使った薬浴でできますが、さかなの表皮の下にもぐり込んでいるものにはあまり効果がありません。白点虫は高温に弱いので水温を30℃近くに上げると良いでしょう。伝染と再発を防ぐため、ビンは洗って天日で乾かします。良い環境で丈夫に育て、予防するのが一番です。水の汚れがあると病気になりやすくなります。エサの与えすぎには注意しましょう。また、水温の急変を避けます。
Q.ウーディニウム病はどんな病気?
A.ウーディニウム病は小さな白い斑点が現れ、やがて全身が錆びついたように斑点だらけになる病気です。エラが冒されると最後には窒息死します。治療法は市販の薬を使った薬浴です。病気のさかなを別の容器に移して行います。水温を30℃近くに上げると良いでしょう。良い環境で丈夫に育て、予防するのが一番です。水の汚れがあると病気になりやすくなります。エサの与えすぎには注意しましょう。また、水温の急変を避けます。
水草について
Q.ぼとるがマツモでいっぱいになった。
A.マツモは生長が速く、ぼとるの中で1往復も2往復もしてしまうときがあります。えびぼとるの場合は、放っておいてもよいのですが、気になる場合はぼとるの高さくらいを目安に切り戻してください。さかなぼとるの場合は、泳ぐスペースが狭くなってしまうので、5〜10cmくらいを目安に切り戻してください。
Q.水草が枯れてきた。
A.水草がどんどん枯れるようであれば、置き場所が暗い場合があります。今より明るい場所を探して置いてみてください。ただし、直射日光には当たらないようにしてください。窓のある部屋の中央などが理想的です。水草が半分以下に減ってしまったときは、追加してください。
Q.ウィローモスは自然に増えるの?
A.ウィローモスは水草の中では比較的育成しやすいものですが、ぼとるの中ではなかなか増えないと思います。新芽はどんどん出てきますが、枯れていく部分やえびに食べられる部分があり、ぼとるの中では全体的に少しずつ減っていくものと考えてください。環境が良いと増えることもあります。
ぼとるの管理について
Q.本当にエサやり以外の世話はいらないの?
A.通常の水槽はエアレーション、濾過などをして自然のバランスから見ると非常に多くの生物を入れてあります。これでは、バランスが崩れやすく(そもそもバランスが取れていないので)、定期的な水換えが必要になります。ぼとるには比較的多めの水草を入れていますので酸素量も水草による浄化力も十分です。ですから水換えもエアレーションも濾過器も必要ありません。自然の一部を切り取ったようなアクアリウムなので世話が必要ないのです。こえびやさんのぼとるでは、商品として長くお楽しみいただくために、最初に入っていた個体全ての寿命をまっとうさせる、というより、言葉は悪いですが何匹かは保険で入れ、その中で強いものが寿命をまっとうする、と考えています。ぼとるに適した生体の数より多めに生体が入っている、ということです。ですから、初めに入っていた生体数を維持したい、とお考えの方は水替えをするのも一つの手です。ただし、水替えにも、pHが変わる、バクテリアの状態が変わる、などリスクがあります。水替えする水量はできるだけ少ない方が良いでしょう。
Q.どんな場所に置けばいいの?
A.窓があり、電灯がついている部屋なら明るさは十分です。大きな窓があれば電灯も必要ありません。直射日光の当たる場所には置かないでください。
Q.ぼとるの砂が汚れてきたので洗いたい。
A.ぼとるの砂にはえび・さかなやスネールの排泄物が溜まっていきます。それを砂に棲んでいるバクテリアが分解して、それから生じたものを植物が吸収する、という自然界と同じ循環があります。ですから、水草の量が十分であれば、排泄物がどんどんどんどん溜まっていって水が汚れてくる、ということはありません。もちろん、一定量の排泄物は常にあります。ローレンツの言葉にはこうあります。『枯れた植物の組織や動物の排出物が底にたまっても気にすることはない。それらははじめは不毛であった砂にしみこんで肥料となるのだから』。ですから、このままにしておいていただくのが一番良いと思います。それでも、見た目が気になると言う方もいらっしゃるでしょう。ざっと洗うことも出来ると思いますが、もしかするとバランスが崩れることによって、えび・さかなが死んでしまったりするかもしれません。洗う時は、まず3日間くらい汲み置いた水を用意します。その水で洗うことになるので、多めに用意してください。ぼとるの水と水草、スネール、えび・さかなを石鹸分のない綺麗な容器に移します。ぼとるの水は再度使いますので捨てないでください。そのあと、砂を目の細かいざるなどに入れ、汲み置き水の中で揺すって排泄物を落とします。砂に棲んでいるバクテリアがいなくならないように、お米をとぐ感じで洗ったりせず、ざるを軽く揺するだけにしてください。終わったら、ぼとるに砂を戻します(ぼとるにもバクテリアが棲んでいるので、洗わないようにしてください)。そして、取っておいたぼとるの水を戻し、水草、スネール、えび・さかなも戻します。水が足りない分は、汲み置き水を足してください。
Q.ぼとるのガラス面が汚れてきたので綺麗にしたい。
A.茶色や緑色のコケ(付着藻類)が生えてきたのでしょう。えび・さかなに害はなく、むしろえびのエサになったり、えび・さかなに酸素を供給したりする有益なものだと考えられます。自然界をより模倣したぼとるになるので、そのままにしておいてもよいのですが、ぼとるのインテリア性から考えると、コケが生えていない方がよい、と考えられる方もいらっしゃるでしょう。このコケは、箸やピンセットを使って石鹸分のないガーゼや化粧用のコットンパフなどで拭うと取れ、綺麗になります。拭うことによって水が汚れたりすることはありませんので、水換えやぼとるの丸洗いの必要はありません。拭うときには、水草にガーゼの破片などが付かないように、水草を全て出してください。面が平らなぼとるは定規などで擦ると楽にコケを落とすことができます。
Q.なぜえび・さかなの死骸を取り出すの?
A.えび・さかなの死骸は仲間のえびやスネール、ミジンコが食べて、そのフンは好気性バクテリアに分解され、最終的には植物の栄養素となります。ただ、夏期は他の生物が死骸を食べる速度より、死骸が腐る(嫌気性バクテリアに分解される)速度の方が速いので、取り出さないでいると嫌気性バクテリアの数が急激に増え、溶存酸素量が不足し、水が濁りだして腐ったようなにおいがしてきます。ほかの季節でも、念のため取り出していただきますが、様子を見て、水に変化がないようでしたら放っておいても構いません。つまむのが難しいくらい小さな数ミリの稚えびの死骸はほかの生物がすぐに食べてくれるのでそのままにしておいても大丈夫です。
Q.水が少し濁って、フタを開けるとくさったような臭いがする。
A.調子の良いぼとるの水は綺麗に澄んで、フタを開けてにおいをかぐと森林のような澄んだ香りがします(または無臭です)。水が濁っていたり臭いがしたら、ぼとるの調子がかなり悪いと考えられます(ぼとるの調子が悪いと必ず水が濁ったり、臭いがするわけではありません)。一番に考えられる原因は有機物の腐敗です。エサを与えすぎていませんか。エサの残りを取りだし、水が綺麗になるまでエサやりを止めてください。えびの死骸がありませんか。死骸を取り出して一週間もすると水が澄んでくると思います。それでもダメなときは水草の量が足りないのかもしれません。水換えをしたい時は、ぼとるの容量の3〜4分の1量の水道水を三日間ほど汲み置いたものを用意し、ぼとるにオーバーフローさせて入れます。その際、生体が出ないように注意してください。また、勢いよく水を注ぐとさかなにダメージを与えますから、そっと注いでください。
Q.水が減ってきた。
A.減ってしまったら、水道水を三日間ほど汲み置いたものを足してください。
Q.気温が下がってきた。
A.ミナミヌマエビは自然界では西日本に分布しており、当然、外気温のもと越冬するので、低温でも平気です。山間部や北海道など極度に水温が下がる地方では、水が凍らないところに置いてください。
Q.二日以上留守にする間、カーテンを引いて真っ暗になるけれど、大丈夫?
A.何日も真っ暗だと、水草が光合成できないので、酸素不足でえびが死んでしまうことがあります。どこかにすりガラスの窓はありませんか?その窓際に置いてください。また、晩秋から早春まではぼとるが直射日光に当たっても熱くなりすぎないので、カーテンと窓の間に置くのも良いと思います。以上が難しいときは、電気を付けておくかカーテンを少し開けておくと良いと思います。
Q.ぼとるにえびやさかなを追加したい。
A.えびやさかなの数が少なければ少ないほどぼとるがより安定しますので、今のままの数で維持されることをお薦めします。
Q.えびやさかなが死んでしまったら、その同じぼとるにまたえびやさかなを入れることができるの?
A.全部のえび・さかなが死んでしまったのならできます。ただし、水質が悪化しているおそれがあるので、死んだえびやさかなを取りだしてから一週間は間をおいた方がよいと思います。こえびやさんのぼとるでは、商品として長くお楽しみいただくために、最初に入っていた個体全ての寿命をまっとうさせる、というより、言葉は悪いですが何匹かは保険で入れ、その中で強いものが寿命をまっとうする、と考えています。ぼとるに適した生体の数より多めに生体が入っている、ということです。ですから、再びえびやさかなを入れるときは、保険で多めに入れるのでなければ、少し少な目に入れると良いでしょう。そのぼとるに適した生体の数は、ぼとるの水量だけではなく、水草の量、バクテリアの状態、光量、水温、夜の長さなど、もろもろの条件によって変わってくると思います。また、夏期は溶存酸素量が減るので、より少ない数にすると良いかもしれません。えび・さかなが1、2匹死んでしまったけれど、まだ、生きている個体もいる、という状況では、生体がそのぼとるに適した数になったと考えて、新しく生体を足さない方が良いでしょう。どうしても生体を多めに入れたいときは水替えをしてください。
Q.ミジンコが大量にいる。
A.水が富栄養化しています。エサを控え気味にしてみてください。手っ取り早くミジンコを除去したいときは、一時的に小さな魚をぼとるに入れると良いでしょう。魚がミジンコを食べます。
その他
Q.さかなとえびはけんかしないの?
A.さかなとえびはけんかしたりはしません。ただ、運良く稚えびが誕生した時、さかなが稚えびを食べる、ということはあるでしょう。えびが抱卵したら、さかなは別の容器に入れた方が良いでしょう。
Q.ぼとるを新しく買った大きなビンに移したい。
A.今のぼとるに入っている砂や水草だけでは足りないので、新しい砂や水草を用意していただくことになります。方法は以下のようになります。@新しいぼとると砂、水草、3日間ほど汲み置いた水道水を用意しますA新しいぼとるに砂を入れ、古いぼとるの水と砂と生体を入れますB汲み置いた水道水と水草を入れます。pHなどの水質の変化によって、生体が死んでしまうこともあります。
Q.ぼとるのガラス面に小さなナメクジのような生物がいる。
A.おそらくプラナリアです。気になる方はスポイトや歯ブラシなどで取り除いてください。えびのエサを少し控え気味にすると、あまり発生しないかもしれません。
Q.プラナリアってどんな生物?
A.大きさは数ミリから2センチくらい、体色は白や茶などです。綺麗な水に棲んでいます。水の汚れに大変弱いです。二つに切られるとそれぞれの断片が1匹のプラナリアになる再生能力があります。ヒルに似ていますが、プラナリアは形を変えずに移動することができます。光を避ける負の走光性があります。肉食で、死んだり弱ったりした生物を食べます。また、生きたスネールを食べることもあります。エサを入れると出てくるので、取り除きたい場合は、エサでおびき出して取り除くと良いでしょう。
Q.えび・さかなやスネールがいなくなってしまった。
A.えび・さかなが、死亡後、他のえびやスネールに食べられたのだと思います。スネールはプラナリアに食べられ、殻だけになったと思われます。
Q.ぼとるをひっくり返し、フタがとれてしまった。
A.まずは焦らすに、ぼとるを立ててください。水が少し残っていたらえびやさかなを指を使ってそっと紙で掬い上げ、ぼとるに入れてください。水が無くなっていたら、水槽の水や汲み置き水を入れてから掬い上げてください。その後、砂や水草、スネールなどを入れてください。水が減った分は水槽の水や汲み置き水を入れてください。無い場合は、水道水を、塩素を中和剤で中和してから、入れてください。ぼとるのフタを持つと、フタが外れてひっくり返してしまうことがあるのでご注意ください。
Q.子供の自由研究にぼとるを使いたい。
A.使えると思います。観察日記を付けたり、pHやアンモニア濃度、亜硝酸・硝酸濃度を測ったり、水がバクテリアや水草によって浄化されていく過程を調べたり、また、ぼとるを複数個用意して、置き場所やエサの頻度、中に入れる生体の数等、条件を変えて、比較対照実験をしたり。脱皮の頻度や脱皮の様子を観察したり、ぼとるの中で酸素と二酸化炭素がどのように循環しているかを調べたり、エビの身体の各部の名前を調べたり、いろいろできると思います。